眉で顔の印象は変わります。
あるヘアメイクさんはその理由を「眉は顔の中でいちばん太い線が引けるから」とお話ししていました。
それほど重要な眉のケアですが、形を整えるほかに何をすればいいのか、分からない部分でもあります。
形はトレンドがあって情報が発信されますが、眉毛のカラーは?
髪色と合わせるといいの?
ネットで「眉毛 脱色」を検索すると「しない方がいい」と同じくらい「眉脱色は垢抜けるコツ」とも書かれています。
眉毛は脱色しない方がいいのでしょうか?
眉毛脱色は危ない、痛い、古いという意見がある理由を調査しました。
眉毛は脱色しないほうがいい!?失敗・危ないと言われる理由は?
最近は「眉毛は脱色しないほうがいい」「脱色は危ない」ということも言われています。
ブリーチ剤が目に入ってしまうと深刻な炎症を引き起こしたり、最悪の場合だと失明する恐れもあります。
日本で入手できるブリーチ剤は髪の毛か身体用のもので、顔に使用することを想定していません。
眉毛脱色に使用するのは、自己責任ということです。
そこまでのリスクを背負ってまで眉毛を脱色したいか、と聞かれると「しない方がいい」という結論になる人が多いのも納得がいきます。
眉毛脱色の失敗の多くは、ブリーチ剤がうまく塗れずにムラになってしまうケース。
眉の中に色の濃淡ができてしまうと、メイクで修正するしかありません。
眉マスカラやアイブロウでうまく誤魔化せればいいのですが、それが難しいほどムラになってしまうことも。
もし、あまりに修正が難しいときはペンシルタイプの眉シェーバーがおすすめです。
細かく調整できるので、使いやすいです。
さらに眉が伸びてきてもリタッチはできません。
伸びた部分だけ自眉の色になってしまうので、明るい色に脱色すると眉が2色にキッパリ分かれてしまいます。
せっかく明るいカラーに脱色しても自眉の色に揃えたメイクをしなければならず、手間がかかる上に、自分が考えていた眉の色とも違ってきてしまいます。
脱色するときの放置時間も気をつけたいです。
毛が太い人でも、15分程度で留めないと、色が抜け過ぎて眉の存在感がなくなってしまいます。
もう少し明るくしたいという場合でも、いきなり長く放置するのは失敗する可能性が高いです。
10分を3回に分けるなど、様子を見ながら放置時間を決めるといいです。
また、元々眉が薄い人だと、顔の印象がぼやけてしまうこともあります。
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眉毛脱色を黒髪の人がするなら何色がおすすめ?
眉毛脱色を黒髪の人がするなら、髪色から浮かないカラーを選ぶといいです。
またパーソナルカラーから色を決めると、浮く心配はありません。
イエベの人はオレンジやイエローの明るい色が似合います。
軽さのある印象に仕上げると個性が活きます。
ブルベの人はピンク系のブラウンを選ぶと、肌の色になじみます。
眉毛脱色するのは古いの?
眉毛を脱色するのが古いと言われる理由は、トレンドの眉から遠ざかる可能性が高いからです。
また髪色とまったく同じ色にするのは、古くさい印象になりやすいので気をつけた方がいいです。
眉毛脱色する場合のデメリットとは?痛い・皮むけやヒリヒリする場合も?
眉毛脱色する場合にデメリットがあるかどうかも見ていきましょう。
眉毛を脱色する場合、敏感肌の人やゆらぎ肌の人の中には脱色中に痛みや痒みが出たり、皮膚がただれたりかぶれたりすることもあります。
火傷のように皮膚がめくれる状態になることもあります。
お肌に合わないときは塗った直後からヒリヒリとした焼けるような痛みを感じるので、すぐに使用を禁止して、拭き取ります。
それでも赤みがひくまで数日かかったり、膿んでしまうケースも。
日本ではブリーチ剤やカラー剤を顔に使用することを禁じています。顔で使用することが前提の処方でないため、刺激が強く肌トラブルの原因になることがあるからです。
正しい使用法でブリーチしても色素沈着してしまったり、跡になって残ることもあるというリスクをきちんと理解した上で、自己責任で行うことになります。
目の周辺は皮膚が薄く、炎症を起こしやすいです。
眉毛脱色をセルフでするのは難しい?
眉毛脱色をセルフでするのは難しいと感じる方が多いようです。
眉毛脱色をセルフでする場合、多く使われるブリーチ剤はアメリカのJOLEN社が販売している「ジョレンクリームブリーチ」やサリーハンセン社の「強力顔・ボディ用ムダ毛脱色クリーム」などがあります。
Amazonや楽天などのネットショップ、ドンキやヨドバシでも買うことができます。
脱色する前は眉毛ケアは2週間〜1ヶ月くらい控えておきましょう。肌が傷ついている状態だとトラブルが起きる可能性が高くなります。
ブリーチ剤は細粒状の粉末とクリームを混ぜて使用します。
ザラザラ感がなくなるまで1分程度、よく混ぜます。ここできれいに混ざっていないとムラになる原因になります。
その後、綿棒で丁寧に隙間なくたっぷり塗布。
ラップを織り、鉢巻のように眉毛に被せ両端をヘアピンで髪に留めます。放置後はコットンで丁寧に落とします。
粉とクリームの配合は口コミを見ると
と自分でバランスを見つけている人が多くいるようでした。
この2種類のブリーチ剤はどちらも低刺激でお肌への負担も少ないですが、日本では無認可なので何かあったときの補償はありません。
という口コミがありました。
脱色頻度は3週間〜1ヶ月に一度という人が大半でした。
眉毛サロンに通っている場合は脱色していいの?
眉毛サロンに通っている場合は脱色してもいいか、プロに聞くことができます。
眉毛やお肌の状態で、脱色してもダメージなくできるかどうか、的確なアドバイスがもらえます。
サロンによっては脱色やカラーリング対応をしてくれるところもあります。
ですがサロンからの案内を見ると「カラー対応はお客様からの希望があった場合と、それに置けるリスクについての説明を行い理解していただいた場合に限ります」とのただし書きがあるところもありました。
「そもそも眉毛サロンは何をするところ?」といえば、自分に合った眉毛の形をプロに見つけてもらい、整え方などをアドバイスしてもらうために行く人がほとんどです。
いきなり眉の形を自己流で整えるのは、勇気がいります。
剃ったり抜いたりしてしまっていると、左右バラバラや剃りすぎだとしてもとにかく生え揃えるまで待つしかありません。
また、自分に合った形かどうかを客観的に見ることもなかなか難しいです。
眉毛サロンならカウンセリングから始まるので、自分の希望とプロの視点、両方から眉の形を決めることができます。
普段の眉メイク、骨格や表情のクセ、毛の生え方などを細かくチェックして、もっとも自分に合った眉毛を見つけていきます。
その後、ワックスと毛抜きで余計な毛を取り除いていき、終了後は冷たいタオルを当ててクールダウンします。
眉毛サロンに行く場合は1ヶ月ほど前から、自分でも眉毛ケアはしないで、自然に生え揃った状態にしておくと毛の流れなどを把握しやすいし、お肌への負担が軽減できます。
【まとめ 】眉毛脱色する場合は肌荒れに注意!
眉毛脱毛する2週間〜1ヶ月前くらいから眉周辺のお肌に負担を与えないため、抜いたり剃ったりする眉のケアは止めておきます。
眉毛脱色する場合は事前に
・セルフで脱色する場合は、そのリスクを十分理解する
・パッチテストを行う
の2点を必ず行ってください。
液だれによる失明などが起こってしまったら、取り返しがつきません。
万が一に備えて、何かあったときすぐに行ける眼科を確認しておくと安心です。
実際に行うときは
・ブリーチ剤の配合を把握して、正しく混ぜる
・眉の周りを保護するためにワセリンを塗る
・放置時間を守る
・ブリーチ剤の拭き取りは入念に行う
などに気をつけましょう。
また2回目以降の脱色の際は放置時間を調整します。
眉毛は1ヶ月くらいで元の色に戻ったように見えますが、ブリーチした毛と自眉が混在している状態になります。
1回目と同じ時間置いてしまうと、明るくなりすぎる可能性があります。
眉のブリーチはリスクを理解し、正しく行えばすっぴんでも垢抜けた印象になります。
また1ヶ月くらいは持ち、メイクが格段に楽にもなります。
まずは自分に合った眉の形、カラーを見つけましょう。
眉毛脱色で新しい自分に出会えるかもしれませんよ!