酸熱トリートメントは、グリオキシル酸のトリートメントで髪内部の歪みやガタつきを改善できる施術のことを言います。
酸熱トリートメントはやめた方がいいと言われることもありますが、なぜやめた方がいいと言われているのか調べてみました。
酸熱トリートメントが向いてる人はどんな人で、メリットやデメリット・酸熱トリートメントの頻度もまとめたので、参考にしてみてください。
酸熱トリートメントはやめた方がいい?逆に痛む?
やめた方がいいと言われることもある酸熱トリートメントですが、なぜやめた方がいいと言われるのか調べてみました。
【酸熱トリートメントはやめた方がいいと言われている理由】
1、髪がダメージを受けて傷むからやめた方がいい。
「グリオキシル酸」という強酸性の薬剤を使用することで髪表面のキューティクルが傷ついて乾燥したり、ダメージを受けたりします。
熱によるダメージを受けるので髪が傷んでしまうこともあるのでやめた方がいいと言われています。
2、酸熱トリートメントの効果が持続しないからやめた方がいい。
酸熱トリートメントの効果は一般的に3~6ヶ月と言われていて、効果が徐々に失われていきます。
コストと時間がかかるのでやめた方がいいと言われています。
3、髪質によっては酸熱トリートメントの効果が出ないからやめた方がいい。
酸熱トリートメントは髪の広がりやクセを抑える効果が高いトリートメントですが、髪のクセが強いと酸熱トリートメントでは抑えられない場合があります。
クセが強いと逆にパサつきやチリチリ感が出ることからやめた方がいいと言われています。
やめた方がいいと言われる酸熱トリートメントですが、酸熱トリートメントの頻度を守って持ちを良くさせるための対策をしっかりと行うこと、髪質に合えば酸熱トリートメントの効果があるのでやめた方がいいというわけではありません。
酸熱トリートメントが向いてる人は?
酸熱トリートメントが向いてる人はどんな人なのかまとめてみました。
【酸熱トリートメントが向いてる人】
1、髪がハイダメージ縮毛矯正ができない人は酸熱トリートメントが向いてる人。
ブリーチや縮毛矯正、アイロンなどによる熱ダメージなどを受けるとキューティクルが剥がれ落ちてたんぱく質が変質してしまいます。
髪内部に空洞が出来て髪にハリやコシがない方は酸熱トリートメントが向いてる人です。
2、髪が広がりやすい方、クセが酷い方は向いてる人。
酸熱トリートメントは髪の広がりやクセを抑える効果が高いので、髪が広がりやすい方、クセが酷い方は向いてる人と言えます。
ただ、クセが強い場合は完全にクセが伸びず、逆にパサつきやチリチリ感が出ることもあります。
3、髪質が細くて柔らかい方、猫っ毛の方は向いてる人。
髪の分け目がペタッとして髪のボリュームがない、髪に結んだ跡が付きやすい、コテカールが付きやすい方は猫っ毛と呼ばれます。
髪が細くやわらかい猫っ毛の方は酸熱トリートメントが向いてる人です。
4、髪のエイジングが気になる方は向いてる人。
髪のエイジングとは、白髪、乾燥、パサつき、髪が細くなる、ツヤがなくなるなどの現象が髪のエイジングと言われています。
これらに当てはまる方は酸熱トリートメントが向いてる人です。
酸熱トリートメントは向いてる人と向いてない人がいます。
これらに当てはまる人は向いてる人なので、酸熱トリートメントを行ってみてください。
酸熱トリートメントのデメリットとメリットは?
酸熱トリートメント のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
・髪のダメージを補修するメリットがある。
・髪の広がりやクセを抑えるメリットがある。
・髪のボリュームを抑えるメリットがある。
髪のダメージ、広がり、クセ、ボリュームは誰もが嫌ですよね。
酸熱トリートメントはこれらに効果があるので嬉しいですね。
【デメリット】
・髪のダメージが蓄積されるデメリットがある。
・酸熱トリートメントの効果が持続しないデメリットがある。
・酸熱トリートメント後にシャンプーやドライヤーの頻度を減らすデメリットがある。
・酸熱トリートメント後にカラーやパーマの施術をする場合、注意をしなければいけないデメリットがある。
酸熱トリートメントは髪の表面をコーティングするのに強酸の薬剤を使用することから、髪表面のキューティクルに傷がついて乾燥しやすくなったり、ダメージを受けやすくなったりするデメリットがあげられます。
酸熱トリートメントを繰り返すと髪がパサついたり、枝毛や切れ毛の原因になったりするデメリットもあります。
また、一般的に酸熱トリートメントの効果は3〜6ヶ月程度と言われていますが、継続使用することで髪に負担がかかるので髪にダメージを与える可能性があることからデメリットにあげられます。
そして、酸熱トリートメントは髪表面をコーティングしてダメージを補修するメリットがありますが、髪表面の保護膜を落とさないようにシャンプーやドライヤーの頻度を減らすデメリットも。
カラーやパーマの施術も髪のダメージがさらに蓄積されるのでデメリットとして考えられています。
メリットとデメリットの双方をよく見て検討しましょう。
酸熱トリートメントの頻度は?やりすぎに注意?
酸熱トリートメントの頻度は一般的に3~6ヶ月程度に1回の頻度と言われています。
酸熱トリートメントは髪表面のキューティクルと髪内部のタンパク質を結合させることで、髪の広がりやクセを抑える効果があります。
しかし、髪表面のキューティクルを傷付けるので繰り返し行うことでダメージが蓄積される可能性があるのです。
なので、酸熱トリートメントの効果が持続しなくなるまで、頻度は3〜6ヶ月程度に1回にした方が良いと言われています。
髪のダメージがない場合は酸熱トリートメントの効果が持続しやすいので頻度は少なくても問題がありません。
頻度を減らして髪のダメージを減らすために、酸熱トリートメント後は髪表面の保護膜を落とさないようにシャンプーやドライヤーの頻度を減らしたり、ドライヤーの熱風を直接当てず10cmほど離して使用したりするなど対策が必要ですよ。
美容師に相談して自分の髪質に合った頻度を決めましょう。
酸熱トリートメントと縮毛矯正はどう違う?どっちがいい?
酸熱トリートメントと縮毛矯正の違いをまとめてみました。
【酸熱トリートメント】
・髪の広がりやクセを抑える効果がある。
・接術時間は1~2時間程度。
・効果の持続期間は1~2ヶ月程度。
・髪への効果はある程度のダメージ。
・ハイダメージでも施術可能。
【縮毛矯正】
・髪をまっすぐにする効果がある。
・施術時間は2~3時間程度。
・効果の持続時間は3~6ヶ月程度。
・髪への効果は強いダメージ。
・ダメージ毛は施術不可。
髪はハイダメージであればあるほど酸熱トリートメントの方が効果あります。
縮毛矯正はハイダメージだとそもそも施術が出来ません。
施術時間と持続期間は酸熱トリートメントの方が短いので継続使用の場合、酸熱トリートメントの方がかけ直す回数は増えます。
自分の髪質がハイダメージで髪へのダメージを与えたくない方は酸熱トリートメントの方が良いです。
酸熱トリートメントは白髪染めをしていてもできる?
酸熱トリートメントは白髪染めをしていても出来ます。
ただ、注意点がいくつかあります。
【1、酸熱トリートメントの施術期間】
白髪染めをした後の髪は、髪内部がアルカリ性に傾いているので酸熱トリートメントの薬剤が浸透しにくくなっています。白髪染めをした後、2週間以上経過してから酸熱トリートメントの施術をすることをおすすめします。
【2、白髪染めと酸熱トリートメントの順番】
酸熱トリートメントは髪表面のキューティクルを傷つけるので、白髪染めの色落ちが起こる可能性があります。
色落ちを避けるために、酸熱トリートメントを先にしてから白髪染めを行ってください。
酸熱トリートメントと白髪染めの期間を空けたり、順番を変えたりすることで施術の効果時間が変わるので注意してみてください。
酸熱トリートメントが「はげる」は嘘?
酸熱トリートメントで髪の毛が「はげる」は一概に嘘とは言えません。
酸熱トリートメントは髪表面をコーティングして髪内部のタンパク質を結合させます。
しかし、髪表面のキューティクルが傷ついて、髪が乾燥したりダメージを受けやすくなったりすることもあるんです。
酸熱トリートメントを繰り返していると、髪のダメージが蓄積されて髪がパサついて枝毛や切れ毛の原因となる可能性もあります。
酸熱トリートメントと髪質改善の違いは?
酸熱トリートメントと髪質改善の違いをまとめてみました。
【酸熱トリートメント】
・髪の広がりやクセを抑える効果がある。
・髪表面をコーティングして髪内部のタンパク質を結合させる。
・施術時間は1~2時間程度。
・髪への効果はある程度のダメージ。
・ハイダメージでも施術可能。
【髪質改善】
・髪のダメージを補修して髪質を改善する。
・髪内部のタンパク質を補修する。
・施術時間は2~3時間程度。
・髪のダメージは少ない。
・ダメージ毛は施術不可。
酸熱トリートメントと髪質改善はどちらも髪のダメージを補修してツヤのあるまとまりのある髪に仕上げる施術です。
違いとして施術方法や施術時間、ダメージ具合、ハイダメージでも施術できる髪質なのかなどがあげられます。
酸熱トリートメントは、髪表面をコーティングして髪内部のタンパク質を結合させる効果があるので広がりやクセを抑える効果がありますが、ダメージを補修する効果は髪質改善ほどではありません。
髪質改善は、髪内部のタンパク質を補修する効果があるのでダメージを補修して髪質を改善する効果がありますが、広がりやクセを抑える効果は酸熱トリートメントほどではありません。
広がりやクセを抑えたいのか、ダメージを補修したいのかで選びましょう。
酸熱トリートメントの中で市販で口コミが良いものはルシードエル!自宅で酸熱トリートメント体験ができる
酸熱トリートメントの中で市販で口コミが良いものはルシードエルです。
ルシードエルの酸熱トリートメント「#質感再整ヘアマスク」は美容院ではなく自宅で施術ができますよ。
「#質感再整ヘアマスク」
・ダメージを受けて弱くなって髪を内側から整える。
・髪内部から髪を補修することで髪の強度を高める。
・髪を強くしなやかで切れにくい状態にして、より健康的な髪の状態にする。
・髪のうねりや広がりを抑えて毛先までストンとまとまる。
アットコスメの口コミ評価は☆5.2と高評価でした。
口コミを一部ピックアップしました。
酸熱トリートメントによる効果を実感している方が多かったですよ♪
酸熱トリートメントをしたらカラーは何日後からOK?
酸熱トリートメントはカラーの施術をしてから何日後からOKなのか調べてみたところ、カラーは1~2週間以上空けた方が良いと言われています。
酸熱トリートメントの施術をしてからカラーをすると色落ちや色ムラなどの原因に繋がる可能性があります。
1~2週間程度空けることで酸熱トリートメントの効果が落ち着いて色素がしっかり浸透しやすくなりますよ。
髪の状態によっては2週間以上空けた方が良いとも言われています。
一般的に1~2週間、ダメージが酷い場合は2週間以上空けると覚えておきましょう!
酸熱トリートメントの持ちは?洗うと戻るの?
酸熱トリートメントは一般的に3~6ヶ月と言われていますが、シャンプーやドライヤーの熱によって酸熱トリートメントのコーティングが剥がれやすくなります。
酸熱トリートメントの施術後はシャンプーやドライヤーの頻度を減らしたり、ドライヤーの熱を当てる時間を短くしたり対策が必要ですよ。
シャンプーやドライヤーの頻度を減らす、熱を当てる時間を短くする、髪を濡らしたまま放置しないなど日々の積み重ねが重要です。
酸熱トリートメントの途中でアイロンを当てる意味は?
酸熱トリートメントの途中でアイロンを当てる意味は理由が3つあります。
1、髪内部のタンパク質を結合させる。
2、髪表面のキューティクルを整える。
3、髪の広がりやクセを抑える。
酸熱トリートメントの途中でアイロンを当てることで髪質が良くなります。
薬剤を塗布する工程とアイロンで髪を伸ばす工程があり、この2つの工程でアイロンを当てています。
アイロンで髪を伸ばすことは酸熱トリートメントの効果を最大限に発揮させるための重要な工程です。
酸熱トリートメントはくせ毛に効果がある?くせ毛は伸びる?
酸熱トリートメントはくせ毛に効果があります。
くせ毛は髪内部のタンパク質の結合が弱いからクセが強くなってしまうと考えられています。
なので、酸熱トリートメントは髪内部のタンパク質を結合させる効果があるのでくせ毛を抑える効果が期待できますよ。
ただ、酸熱トリートメントでくせ毛を完全に伸ばすことはできません。
くせ毛を抑える効果があっても根本的な原因を改善する効果はありません。
くせ毛を完全に伸ばしたい場合は酸熱トリートメントではなく、縮毛矯正の方が良いですよ。
酸熱トリートメントで失敗!?チリチリ・ビビリ毛になった人もいる?
酸熱トリートメントで失敗してチリチリ・ビビリ毛になった方もいます。
酸熱トリートメントは、髪内部のタンパク質を加熱を酸で変性させることでダメージを補修し、手触りやツヤを良くする施術です。
しかし、髪の状態や薬剤によって髪のダメージを悪化させる可能性があります。
酸熱トリートメントでダメージを悪化させないために施術方法が正しいのか、薬剤が髪質に合っているのか、ダメージが蓄積されていないのか都度美容師に相談して確認しましょう。
酸熱トリートメントを美容院でやってもらう場合の値段は?
酸熱トリートメントを美容院でやってもらう・施術を行う場合、値段は一般的に1~2万円程度と言われています。
美容院によって値段が変わるのでホームページで確認してみてくださいね。
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